人間ドック・健康診断を受けよう!

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あなたは今、人間ドックや健康診断に興味はあるものの、どんな検査があるのか、また、自分にとってどんな検査が必要なのか分からないとお困りではありませんか?
また、それぞれの費用はどれくらいかかるのかも気になるはずです。そこで、さまざまな検査項目から今のあなたに必要な検査を知るための方法をご紹介します。
まずは、今ある症状から、必要な検査を見極めてみましょう。

こんな人はこの検査がおすすめ!

検査と一口にいっても、脳やがん、婦人科など、さまざまな部位や病態に特化した検査や、総合的に行う検査など種類は豊富です。
そこで、主要な検査である、人間ドック、脳ドック、PET検診、乳がん検診、子宮がん検診、婦人科検診、健康診断のうち、それぞれどんな人が受けるべきなのかをご紹介していきます。
自分が感じている不安や疑いに合った検査を選んでみてください。

・特にこれといって症状がないが、悪性腫瘍などがどこかに潜んでいないか気になっている
・一年に1回は健康のために自分の身体のことを知っておきたい
・どこと特定はできないものの、なんとなく不調がある
⇒「人間ドック」

・脳腫瘍の有無、脳梗塞・くも膜下出血などの脳の病気に不安がある
・50代以上である
・家族や親戚に認知症の人がおり、疑いや不安がある
・最近物忘れがひどい
⇒「脳ドック」

・家族や親族にがんにかかった人がおり、疑いや不安がある
・家族や親族に認知症にかかった人がおり、疑いや不安がある
・がんの初期症状である血尿や便の色の異常、痰に血が混じる、貧血・めまいなどの症状がある
⇒「PET検査」

・乳がんの疑いや不安がある
・40代以上の女性である
・乳房にしこりのような違和感、痛みを感じる
・乳頭から血の混じった分泌物が出た
⇒「乳がん検診」

・月経不順
・月経時以外の不正出血が見られる
・おりものが増加している
・おりものが茶褐色・黒褐色
・下腹痛や腰の痛みがある
⇒「子宮がん検診」

・性行為をして子宮頸がんの疑いがある
・20~30代の女性である
・その他の性感染症や子宮の病気に疑いや不安がある
⇒「婦人科検診」

・会社で受診が義務付けられている
・糖尿病などの生活習慣病がないか気になっている
・簡単に総合的な診断を受けたい
⇒「健康診断」

人間ドックや各種検診を受ける前に知っておきたいこと

今すぐ人間ドックや各種検診を受けたいと考えている方は、きっと何か症状に心当たりのある人や、自分の家族や親族など身近な人が検診を受けなかったことで重大な病気の発見が遅れてしまい、それを教訓に検査を受けたくなった人など、差し迫るものがあることでしょう。
しかい、大事なのは、その検査を受けることでどのようなメリットがあるのか、そしてデメリットはないのか、ということをあらかじめ知っておくことです。
検査を受ければ安心、というわけではないからです。
そこで、人間ドックや各種検診を受ける前に知っておきたいことをご紹介します。

●検査を受けても病気が発見できないこともある

先日、乳がんの手術を受けた北斗晶さんのエピソードは多くの人の注目を集めました。毎年婦人科検診と共に受けていたという乳がん検診では、マンモグラフィーや超音波検査など詳細な検査を行っていたものの、結果的にがんの進行が早く、乳房の全摘出に至ってしまったのです。
医師たちの見解では「100%がんを発見できる検査はない」とのこと。もちろん、初期の段階で発見でき、早期治療により大事に至らず済むこともありますが、必ずしも発見できるとは限らないことも承知しておかなければなりません。

●検査の内容をよく確認する

人間ドックや健康診断などの総合的な検査を行う場合、オプションでPET検査、乳がん検診などの一部の病態や部位などを検査するものなどを付けることができます。どのような検査項目があるのかを事前によく調べておき、検査の重複がないようにしましょう。
また、例えば一口に「尿検査」といっても、健康診断では「尿蛋白」のみの検査で、人間ドックでは「尿素窒素、クレアチニン」「尿潜血」「尿沈渣」なども含めた詳細な検査を行うのが一般的です。より詳細に知りたいという人にとっては、健康診断だけでは不足します。このような点もわきまえ、自分が知りたい、調査したい項目をしっかりと理解した上で検査を受けるのをおすすめします。

人間ドック・各種検診の最新事情

昔と比べて、今は検診の種類も増え、その精度も上がっています。また、一般的な検査項目のほかにも、採血だけでがんリスクが分かる検査も出てきています。人間ドックの受け方としても、女性向けの総合検査を受けられるレディースドック、まるでリゾートホテルでくつろいでいるような環境で行われる人間ドックなど、新しい検査の形がぞくぞく登場しています。
働きながら、子育てしながら、年齢に応じて、など、自分に最も合った検査を見つけることも、とても大切です。

ぜひこれらのことを踏まえて、受けてよかったと思える検査を探しましょう!